昨日の夕刻、俺はB近くの路上でいきなり怒鳴られたのだ。理不尽な出来事は「あんな厄介な輩もおるのだなあ、かかわらん方が良い。」と済ませるのが大人の常識である。昨夜の時点ではそれで収め、さらにBセッションに参加しスカッとして帰ったのだが、今になって思い出すと怒りよりも不可解でたまらない。彼は何者なのか?何故怒ったのか?あるいは何か目的があったのか? 読者諸氏のご意見を拝読したい。
狭い一方通行路を駐車場を探しながら車をノロノロ走らせていた。小さな交差点の手前に白い車(ベンツの四駆みたいなミニバンみたいの)が停まってる。一見して駐車か停車か判断できない微妙な位置(駐車にしては路側が空きすぎ、停車にしては交差点手前すぎる)だったのだ。道路は充分に右をすりぬけられる幅あるが、これまた前方に自転車が数台行儀悪く置かれて、どうにかこうにかって感じ。なので車の5mほど手前で俺は一旦停止してようすをうかがった。
ライトを一度パッシング、ホーンを小さくポンッと鳴らす。車には動きがない。(うーん駐車みやいやな、こんな停め方あるかぁ!でもしゃーないすりぬけるか。)とそのとき、その車の後方に立っていたオヤジ(50歳ぐらい)が俺にこう言うのだ。
「駐車しとんのや。わからんか? 通れるやろ?」ああ横の店の人が出てきたのだな、と俺は思い軽く会釈して前に進んだ。するとなんとその男は俺の車に近づいて来て、えらい剣幕で怒鳴るではないか。
「なんじゃ兄ちゃん、なんか文句あるんかい!オイ降りてこんかいコリャ!」驚天動地とはこのこと、どうやら彼は車の持ち主だったようなのだが、謝るならともかく何で怒ってるんだよ。アブない奴だ、くわばらくわばら。俺はさっさと通りすぎて50mほど離れた駐車場に車を入れた。
道路に出て歩き出したとたん、前方から強烈なヘッドライトに照らされたのだ。えっ?まさか!? 車は俺の真横に来るとウインドウが開いて…あぁやっぱりさっきのオヤジじゃないか。ひさしぶり!どうしてたの? じゃなくてなんて野郎だ。まるで狂犬だ。
「おい兄ちゃんやろ。あんたさっき何かぶつぶつ文句言うてたよなぁ?」
俺は怖いというよりうろたえた。後で考えてみればたとえ俺がそのとき文句をわめいていたところで、そもそも迷惑な路上駐車していたこの男が悪いわけだよな。だがとりあえず俺は素直に男に返答したんだよ。
「文句なんか言うてへん言うてへん。駐車か停まってんのか、通れるか通れんか、じっと見てただけやで。」
なんと控えめな、なんと弱腰な、でもその通りだしね。なのに男はまだ怒鳴るんだよ。
「そんなもん見たらわかるやんけコリャ! 何か文句あるんけコリャ!」
いやだから文句ないと言ってるじゃないでスカ…しかし俺の話を聞こうともせず、ひたすら「ヤンノカーオラ!」状態である。しかしえらい剣幕のわりに不思議に手を出そうとも車を降りようともしないんだなこれが。
だんだん腹立ってきた。けどチンチンと違って立ってもしょうがない。「もーえーやろ。」と俺がスタスタ立ち去ると、もう追いかけてはこなかった。
これでおしまいなんだけれど、彼は何をしたかったん?意味わからんやろ。わかる人いる?
なんにしろ、BやMに集う皆さん、ご注意あそばせ。
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