ちょっと危険な時事評論「スカ犬の遠吠え」を軸に、バンド活動を語る「スカッとロックバンド」、食とレストランを斬る「スカスカのごはん」と多彩な内容です。「スカ引きの人生」を送るアホ中年に幸あれ!
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星を継ぐもの


 月の裏側で発見された1体の死体。それは生物学的には人類と全く変わらないにもかかわらず、はるかに進んだ文明の産物を身に付けていた。しかも… 死後5万年が経過していたのである。彼はいったい何者。どこから来たのか、何故月面で死んだのか、そして人類との関係は、分析を進めるうちに太陽系の驚くべき歴史が浮かび上がる。

 J.P.ホーガン著のSF小説「星を継ぐもの」から始まる三部作。古い作品だがこれこそ本当の俺の座右の銘である。もう通して10回以上は読んでいると思う。ジグソーパズルのように謎が少しずつ解き明かされるプロセスは愚直なほどに科学的だ。
 「君は確かな事実と推論とを混同している。自分の推論に事実の方を合わせようとしているよ。」と劇中人物に何度も語らせるところが痛快である。
 小惑星帯、冥王星の軌道、月面の裏表不整合、人類の紀元(ミッシング・リンク)といった、実際に現代科学でも解明されていない謎が、その死体の発見を端緒として芋づる式に解き明かされてゆく。さらに第二部の「ガニメデの優しい巨人」、第三部の「巨人たちの星」と読み進むと、宗教・戦争・階級闘争といった社会科学の問題にまで、5万年前からの歴史の因縁が絡んでいたことが解明されるのであった。

 もちろんあくまで作り話だが、これを読むとあたかもここで解明された5万年前の歴史が事実であり、今後そうした発見や遭遇がなされるに違いないと、しばらくは信じてしまうほどに素晴らしく壮大かつ緻密に練られている。そのストーリーも何度読んでもワクワクするものだが、それよりも全編を通じて強く流れる、著者の楽天的ともいえる科学技術万能主義に俺は勇気づけられる。まだ読んでない人にはぜひ一読をおすすめする。とはいえ天文学や生物学が嫌いな人には勧めないけどね。
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お~!
こんなん、めっちゃ好き!ぜひとも読んでみたい。本屋さんで売ってるの?売ってたら早速ジュンク堂だ~。
【2006/05/19 Fri】 URL // カミイノ #- [ 編集 ]
よっしゃ!さすがはぽっちゃり仲間。
アマゾンでも『ホーガン』で探せばすぐ出るぞ。一番のおすすめはこれだが、他にもタイムマシンものとかAIものなどいろいろある。一番読みやすい(物語として完成度が高い)のは『造物主の掟“The Life Maker”』。俺がとくに好きなのは良心を科学的に問うた『未来の二つの顔』。いずれにしても平和絶対主義・科学万能主義・宗教嫌いの思想がプンプン匂うのがたまらん。
【2006/05/19 Fri】 URL // スカドッグ #- [ 編集 ]
マジ
これおもろい!めっちゃおもろい!

さっそく本日ジュンク堂でゲットしてきました!今はまだ序段ですが、まさしく小説に引き込まれる感じです。ひさびさにおもろい小説に巡り会いました。

で、
> よっしゃ!さすがはぽっちゃり仲間
こうも言っていられるのは、あと幾らもないかもよ。スリム化大作戦の準備中なのだ。って、今日も呑んだあとにラーメン定食。

こりゃ、いかんわ…。
【2006/05/20 Sat】 URL // カミーノ #- [ 編集 ]

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